おすすめのノベル原作マンガ その1

 

はじめに

 

どうも。じろーです。

KindleWebマンガ、PCブラウザで読めるの便利だよね。それ以外がクソすぎるけど、買ってアプリを立ち上げる必要も無くすぐ読めるし一応ポイントも入るもんだから最近は欲望のままにマイナーなノベル原作(いわゆるなろう系)マンガを発掘する日々を送っております。

 

今回はそんな発掘作業で掘り当てた、個人的に面白かった作品をいくつかご紹介。

いやほんと、掘ればあるもんだなと感心する一方で、駄作とすら呼べないものがそれ以上にあったりで、Webマンガっていう界隈がどれだけカオスか思い知ったよね。

 

その画力で商業とか舐めてんのか?ってのも少なくない。バトルシーンはともかく、せめて通常時のキャラぐらいまともに描けるようになってから出直せって言いたくなる。「漫画に必要なのは画力だけじゃない!」とは言うものの、あるに越したことは無いし下限ってもんがあるよねと。

 

そういうあれこれを踏まえて、ちゃんとした商業誌で連載してる人間って言うのはとんでもないセンスと労力の塊なんだなと。ギャグマンガ日和ですら画力高いと言えなくもなくなくない?

 

もし気になった作品があれば、各自で調べて買ってもらえれば幸い。アフィリエイトは嫌いなのでリンクから飛んでも俺には何もバックしないけど、文面ならなんとでも書けるからね。

 

あとメジャーな雑誌とかレーベルのものは全く登場しないので許してね。

原作ノベルは読んでないのでそこもご了承くだされ。

 

片田舎のおっさん、剣聖になる

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カテゴリ:おっさん 最強系 近接戦闘

 

思えばこれがきっかけだったのかもしれない。たぶんめっちゃWeb広告出てるから紹介するまでもない気もするけど、おすすめって趣旨の記事なので載せないわけにはいくまい。

 

転生でもなく若者でもなくスキルもステータスもレベルも見えない(世界観的にそもそもそういうシステムが無さそう)上に近接戦しかできないおっさんの話。

 

一応、最強系の話ではあるんだけど、強さの根拠が描写されてるから納得感もそれなり。「それが出来たら苦労しない」って言われればごもっとも。でもいいじゃない。漫画なんだから。ある程度のご都合主義も必要よ。

 

なろう系なんてどれも胃もたれするぐらい同じものしかないと思ってたけど、これはマジでひと味違うから読んでほしい。

 

登場キャラはどれも魅力的だし、画力も高く随所のセンスも高いと隙が無い。

現時点では巻数も少なく読みやすいのも◎。すぐ続きが欲しくなるから逆につらい。

 

マジでオススメだから読んでほしい。俺から言えるのはそれだけだ。

 

転生したらスライムだった件

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カテゴリ:転生(異世界) 人外 最強系 アニメ化

 

アニメは見てたんだけど、当時はコミカライズを読む嗜好が無かったから今になって読んだっていうね。

 

個人的に、これはノベル原作コミカライズの最高峰だと思う。漫画賞も取ったらしいんだけど、普通コミカライズ作品が受賞なんてしないと思うんだよな…その時点でクオリティはお察しください(良い意味で)ってことで。

 

何よりミリムの可愛さがもうすんごい

 

ストーリーラインはアニメとほぼ同じ(というよりアニメがこっちをベースにしたんだろうけど)なので省略するけど、細かい描写とかも余すことなく素晴らしいので表現力ではこっちのほうが上。アニメにするには色々削らないとならないだろうから仕方ないけどね。

 

巻数は多いけど、「転スラ」っていうコンテンツが好きな人は絶対後悔しない作品なので是非読んでほしい。そうじゃなくても十分楽しめると思う。

 

コミカライズとか関係なく、「漫画とはかくあるべし」みたいなお手本というか。下手な週刊誌の作品よりハイレベルに感じるってこわくね?

 

転スラ日記

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カテゴリ:転スラ 4コマ ほっこり アニメ化

 

普通、コミカライズって主軸になるものが出来上がっちゃうとそれ以外はどうしようもないものが出来上がっちゃう気がするんだけど、というか他の転スラスピンオフはどれもひどいなんてもんじゃないんだけど、こいつはひと味違う。

 

前述のコミカライズとは当然違う作家による作画なんだけど、どうもネタもほとんど考えてるらしく、転スラがほんと好きなんだなって感じる良作。

 

というか、トレイニーさんが本編でポンコツになったのはどう考えてもこの作品の影響です本当にありがとうございました。

 

とはいえシュールギャグオンリーかと言えばそんなこともなく、本編漫画ではあまり掘り下げられなかった学校編の部分を描写していたりとこちらも隙が無い。

 

個人的にはゲルドと幼女のネタがとても好き。ほっこりする。

 

まだ巻数はそこまで進んでいないので軽い気持ちで読んでみてほしい。

 

神達に拾われた男

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カテゴリ:転生(異世界) スローライフ系 ほっこり アニメ化

 

アニメ化もされた作品で、これも転スラと同様に最近になって読んだ。

 

アニメがすごい優しい作品で好きだったんだけど、コミカライズも寸分たがわず優しい気持ちになれる。

 

主人公が前世の記憶+チート能力の万能型でよくあるタイプなんだけど、なんていうか一工夫だったり前世での経験のおかげっていう根拠が見える感じなので白けるシーンはほとんど無い。

 

でもまぁ好みは分かれるかな? バトルしてないとダメだ!って人は合わないと思う。

 

しょーもないテンプレ展開のバトルものじゃ味わえないほっこりを求める人は是非読んでほしい。

 

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます

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カテゴリ:転生(同世界) 最強系 魔術戦闘 やりすぎ

 

すごい。なんかもう、一言でいうと、すごい。(主人公が)イカれてる。

 

結構珍しい同世界内への転生系で、元は平民だったのが王族に転生したら魔術適性がぶっ飛んだのと生来の(狂ってるレベルの)勤勉さで世界最強になっちゃった主人公が時にハートフルを装いながら自分の欲求を満たすだけのバトル漫画。

 

正義感も悪意も微塵もないので読んでいて鼻につくことが少ないのと、とにかく描写が派手。

 

チートと言えばチートなんだけど、全部勉強した成果だから納得感はすごい。口が足りないならしゃべる使い魔を手に吸い込んで増やせばいいじゃないとかどうなってんだ。(その結果詠唱をさせられてる使い魔は泡を吹く)

 

設定とか展開的にはありがちといえばありがちなんだけど、セリフだったり崩し絵だったりのセンスが高いので読んでて面白い。話数を追うごとに画力がデジタル寄りになっていってて正直読みにくいんだけど、まだ許容できる範囲かなと。

 

やけに女体を強調するような描写するから苦手な人は苦手かも。バトルの決着も最後は絶対パワーで解決だからそういうのも人を選びがちな要素かな?

 

もし気になったら1巻だけでも読んでみてほしい。グリモの可愛さと不憫さを味わえるから。

 

雑用付与術師が自身の最強に気付くまで

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カテゴリ:追放系 付与術 近接戦闘 最強系

 

なろう界隈で付与術師って流行ってんの?

 

ってぐらいよくタイトルについてるのを見る。サンプルを読む限り、大概は「実はすごいバフ(内容は曖昧)をつけてたんだけどパーティが気づかないまま邪魔だからと脱退させられた」ってのがテンプレ展開。

 

これも例に漏れず脱退までの流れは同じなんだけど、他と一線を画すのはその設定内容の詰め具合。

 

「バフを掛けると普段より早く強く動ける分、自己認識と違った動きになるし体への負荷も強度に応じて高くなるから危険」

「元々クエスト以外でもトラップ対策とか帳簿とか雑用あれこれやってたから優秀さに理由がある」

「前パーティも別に弱いわけではない(意外とそういう作品は少ない)(特別強いわけでもないが)」

 

とか、読んでて納得感が高い場面が多い。あと、画力(特にバトルシーン)がコミカライズ作品にしてはめっちゃ高い。ボス戦は一見の価値あり。

 

付与術使ってるとはいえ平凡と思われるハチェットでなんでって気もしなくはないが。

あと他のバフってないんかいって気もしなくもないけど。

 

付与術師っていうワードには特に惹かれはしないんだけど、この作品は完成度が非常に高いのでオススメ。

主人公が内向的なので、そういう性格が嫌いな人には合わないかもしれないけど、それを差し引いても画力も高いし周囲から尊敬される流れが心地いいのでよければ読んでみてほしい。

 

魔術師クノンは見えている

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カテゴリ:魔術 ユーモア 欠陥系 ほっこり

 

なろう系って言えるのかわからない独特な原作と高い画力の良作。

 

転生も追放も世界の危機も無い、ただ主人公が頑張る。そんな作品。

 

個人的には身体的な欠陥に関する作品は好みじゃないんだけど、これはすごい世界観に引き込まれる魅力に溢れてる。

 

何より主人公の性格が(メイドの偏った教育の賜物で)すごい愉快になってるのがいい。シュールギャグとはまた違ったユーモアを確かに感じられる。

 

魔術に関する部分はまだ巻数が少ないこともあってそこまでわからないんだけど、現時点ではすごいしっかりしてると思います。はい。

 

何より、全盲でもまったくそれを感じさせないキャラクター達による掛け合いが本当に楽しい。

 

片田舎の剣聖や雑用付与術師と同じく、今後が楽しみな作品のひとつです。

 

新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。

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カテゴリ:おっさん 最強系 近接戦闘 ギャグ

 

肉体言語とかいう次元じゃないマッスル漫画。最強の弟子ケンイチとか昔あったけどたぶんそんな感じ。

 

主人公が最強系なんだけど、正直バトルとかはどうでもよくて、この作品の真価はそのギャグセンス。

 

キャラの合いの手とかツッコミが秀逸で、「そうはならんやろ」って思うシーンに的確に刺さる。

 

おっさん要素は正直そこまで無いからそこはタイトル負けなんだけど、特に気にはならない。おっさんだとかそうじゃないとかそれどころじゃないスピード感だからである。

 

特に能力を隠してるわけじゃないのも好印象。読んでて謎の爽快感があるので気になった方は是非読んでほしい。

 

おっさん系にハズレ無し…とまでは言わないけど、結構当たりの確率高いのはなんなんだろうね。

 

月が導く異世界道中

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カテゴリ:転移(異世界) 最強系 アニメ化

 

当時溢れかえってた転移・転生系のアニメは嫌気が差して見ないようにしてたんだけど、友人から面白いと言われ見てみると本当に面白かった稀有な作品。

 

とはいえコミカライズが面白い保証なんてどこにもないよなと思ってたんだけど、むしろコミカライズが好評だからアニメ化したのでは?っていう認識をもたらした転スラみたいなのがこちら。

 

元が高校生だとは思えないっていうのは同感なんだけど、不思議とそれが不快にならない。どのキャラも魅力的で、画力もおまけ要素のセンスも非常に高い。

 

なんだかんだ最強キャラって好きなんだなって認識させられた作品。一応、強さの納得感もあるっちゃあるし、咬ませ犬の勇者2人がいい味出してるので引き立ってる。

 

どの要素もハイレベルな良作なので、アニメ視聴の有無に関わらず読んで欲しい傑作です。

 

俺はエマさん派だから(ガチ)

 

Sランクパーティから解雇された【呪具師】~『呪いのアイテム』しか作れませんが、その性能はアーティファクト級なり……!

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カテゴリ:追放系 呪具師 最強系

 

冒頭としてはテンプレ通りの流れなんだけど、呪具師なんていう風変わりな設定からはじまり、主人公自体も色々ぶっ飛んでるなかなかユニークな作品。

 

呪いだけを肩代わりするとはいえ、仲間の装備に勝手に呪い付与するような人間は追い出されても仕方ない気もするんですけど・・・

 

タイトルの物々しさとは裏腹に、内容はひたすらポップでサクサク読める。あまり深く考えずに楽しめると思うので、テンプレ展開に飽きた人は読んでみると新たな扉が開けるかも。

 

 

まだまだ紹介したい作品いっぱいあるけど、初回なのでひとまずはこんなもんです。

 

ノベル原作コミカライズに限った話じゃないけど、当たり1つにたどり着くまで5作品は駄作に当たると思えと言い聞かせながら今後も無駄に金を減らしていきましょうね。

 

 

以上